まつけんのリフォーム、黒岩です。

先日のブログで少しお話させていただいた、
ＬＩＸＩＬ様主催の『窓マイスター研修』でサーモカメラの使い方も勉強したので、
わが家で実際に使用し断熱効果を検証してみました。

まず、わが家ですが父が平成２年頃に建てた住まい（築27年）と、
私が平成22年に増改修した住まい（築7年）が同じ屋根の下、
２世帯住宅として、仲良く！？暮らしております。
ということで、築２７年前の断熱性能と、現在の断熱に近い性能が同じ条件で
検証することができました。


条件としては
北側居室・外気温３℃前後の朝一、暖房を使用する前に撮影しました。
窓・壁の順番でご紹介したいと思います。

【窓】　スポット温度で比較してください。

築２７年・アルミサッシ単パンガラス

　　


築７年・複合断熱サッシLow-Eガラス

　　


表面温度、６．２℃の温度差が確認できました。。。
ちなみに両方の部屋とも、現在は使用していない状況です。
結露ですが、単パンガラスに関しては確認できましたが、
複合サッシでは確認できませんでした。

【壁】　スポット温度で比較してください。

築２７年・断熱材の詳細不明

　　


築７年・外張り断熱フェノバボード４５ｍｍ

　　


表面温度、７．６℃の温度差が確認できました。


室内温度としては、３℃前後の違いですが各部の表面温度を比べると、
かなりの温度差が確認できます。
そして、実際の体感温度はかなり違います。。。
両親が毎朝、暖房をガンガン使っている理由は一目瞭然ですね。

エアコン・暖房機器の性能を上げることも一つの方法ですが、
建物自体の断熱性能を向上させることも、やはり大切ですね。
改善策としてはインプラスなど内窓を取り付けることや、
室内で断熱材を充填する方法など、いろいろとあります。
ただし通気、結露の問題などがあるので確り検討されることをお勧めします。

サーモカメラを使ってご自宅の断熱性能をチェックすることも出来ますので、
気になる方はご相談ください。